【2023年最新】マイクロドローン撮影の料金相場を徹底解説|依頼前に確認すべき4つのポイントも紹介

マイクロドローンは「アクロバティックな映像を撮影できる」と多くの人が動画作成に使うようになりました。自社のプロモーションなどで利用してみたいと考える人向けに、マイクロドローン撮影の相場やメリットについて解説します。
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マイクロドローンは「アクロバティックな映像を撮影できる」と多くの人が動画作成に使うようになりました。自社のプロモーションなどで利用してみたいと考える人向けに、マイクロドローン撮影の相場やメリットについて解説します。

室内や人物、アクロバティックな映像の撮影ができるとして注目される「マイクロドローン」。近年では企業のプロモーション映像などにも多く活用されており、自社でも取り入れたいと考える方も多いでしょう。

そこで、本記事ではマイクロドローン撮影の料金相場について徹底解説します。また、依頼前に確認すべきポイントや業者に依頼するメリットなどもわかりやすく紹介します。

マイクロドローン撮影の料金相場

マイクロドローン撮影の料金相場は、以下の3つを合計した金額となることがほとんどです。

  • 基本料金
  • 機材費
  • フライト料

近年、マイクロドローンで撮影された動画は増加傾向にあります。自社でも作成してみようと考えるかもしれませんが、気になるのは制作費用でしょう。ここではそれぞれに分けてマイクロドローン撮影の相場について解説します。

基本料金

基本料金は、マイクロドローン撮影を行うにあたり必要な最低限の料金です。この料金には、保険、国土交通省などへの飛行申請、撮影前の打ち合わせなどが含まれます。マイクロドローンは自作機が多いため、用途に合わせた機材の準備、テストなども含まれる場合があります。

価格が高いほど、クオリティが高い空撮映像を期待できますが、制作会社が得意としているジャンルやこれまでの実績を公式サイトなどから確認して、最適な依頼先を選びましょう。

機材料

使用機材に関しては相場がありません。マイクロドローンは自作機体が多いこと、また用途に合わせ多種多様になっていますので制作会社ごとに違うことが理由です。

この機材費は、カメラ、ドローン、パーツ、バッテリー、充電器などの購入費用やレンタル費用が含まれます。撮影会社によって異なりますが、一般的な相場としては、カメラやドローンの種類によっても異なりますが、最低でも5万円から20万円程度は必要となる場合が多いです。

フライト料

マイクロドローンの撮影には、パイロットやカメラマン、編集者など、人件費が必要です。この人件費には、撮影スタッフの給料や交通費、宿泊費などが含まれます。人件費は、スタッフの人数や撮影期間によって異なりますが、一般的な相場としては、1日あたり5万円から10万円程度が目安となります。

マイクロドローン撮影を業者に依頼する3つのメリット

マイクロドローン撮影を業者に依頼するメリットには、以下の3つが挙げられます。

  • ワンカットで撮影することでのストーリー性を強調した映像が手に入る
  • ユニークな視点でインパクトのある映像が手に入る
  • 撮影範囲の柔軟性、コスト対効果が高い

マイクロドローンは、一般的なドローンよりも優れている点があります。ここではマイクロドローン撮影を業者に依頼するメリットについて、それぞれに分けて解説しますので、見ていきましょう。

ワンカット撮影でストーリー性を強調した映像が手に入る​

マイクロドローンは、ワンカット撮影が効果的な撮影手法としてよく活用されます。
ワンカットで撮影することで、シーンとシーンの繋がりを意識して撮影する必要がありますが、その分、撮影した映像のストーリー性が高くなるというメリットもあります。視聴者は、一つのカットで映し出される様々な情報を頭の中で結びつけ、同じ時間軸で構成することにより強いリアリティと真実味を強調します。

ユニークな視点でインパクトのある映像が手に入る​

FPVマイクロドローンは、鳥や昆虫目線の撮影が可能です。様々な目線の高さからの視点で、普段見ることのできない空間を映し出すこともできます。
マイクロドローンなら高い天井を持つ施設や、天井の美しいホテルロビーなど、一般的なカメラやドローンでは撮影が難しい場所からの映像を撮ることができます。その特性を活かしてユニークな視点での撮影が、視聴者に強いインパクトを与える映像を作り出すことができます。

撮影範囲の柔軟性、コスト対効果が高い​

マイクロドローンの特徴の一つであるFPV操縦は、ドローンに搭載されたカメラを通して、操縦者がドローンの視点から映像を見ながら飛行します。これにより、ドローンを自在に操縦することができ、撮影範囲を柔軟に変えることができます。例えば、屋外での撮影では、空中からの鳥瞰撮影から、低空での追跡撮影まで、幅広い撮影範囲をカバーすることができます。

マイクロドローン撮影の依頼前に確認すべき4つのポイント

マイクロドローン撮影の依頼前に確認すべきポイントには、以下の4つが挙げられます。

  • マイクロドローン撮影を行う目的
  • サンプル映像の品質
  • 使用するドローンの種類
  • 法律遵守

ここではそれぞれのポイントを詳しく解説しますので、見ていきましょう。

1.マイクロドローン撮影を行う目的

何を撮影し、どのような目的で映像を使用するのかを明確にしておきましょう。マイクロドローン撮影を行う目的が曖昧なままで依頼すると、完成した映像がイメージしていたものと異なるおそれがあります。

たとえば「自社のプロモーションのために社屋を撮影、周辺環境を含めて見る人に印象を残したい」のように希望を伝えると、制作会社も具体的な制作イメージを描けるでしょう。事前に映像が完成したときのイメージを可能な限り具体的に考えてから、制作会社へ相談するとスムーズな制作につながります。

2.サンプル映像の品質

事前に制作会社が公開しているサンプル映像の品質もチェックしておきましょう。サンプルとして公開されている映像は、撮影・編集スキルを確認する手段となり、以下のポイントを確認してください。

  • 色味は暗くないか
  • 映像に傾きはないか
  • 背景や被写体がつぶれていないか
  • 適切なホワイトバランスとなっているか

ひとつでも該当した場合、ほかの制作会社へ依頼することを検討しましょう。

3.使用するドローンの種類

マイクロドローンには、基本的には自作機が主に活用されます。予算や撮影する目的に応じて使い分けることが必要となるためです。
たとえば、被写体は人か物かでも機体の安全性を考慮し選定する必要があります。事前にどのような機種の取り扱いがあるのかをWebサイトなどで確認したうえで、見積もりを依頼しましょう。

4.法律遵守​

1.FPVマイクロドローンは、ドローンに搭載する画像送信機の無線局開局が必要になります。 ドローンに搭載する送信機は、技術基準適合証明を取得する必要があります。技術基準適合証明とは、電波法で定められた規格に基づいて試験を受け、その結果が合格となったことを証明するものです。違法に取り扱う空撮業者を依頼することでクライアントに迷惑がかかることも十分理解し、事前に委託会社に確認することをお勧めします。

2.マイクロドローンは、100g未満のドローンもあれば、それを超えるドローンもかず多く存在します。100以上となる機体は、他の通常のドローンと同様、事前の届出・許可の取得 一部の場合には、ドローンの飛行に関して、事前の届出や許可が必要な場合があります。例えば、特定の施設周辺や人の集まる場所での飛行、夜間飛行などは、事前に航空法や地方自治体の条例に従って届出や許可を取得する必要がありますので、事前に委託会社に確認することをお勧めします。

マイクロドローン撮影の主な依頼先は2つ

マイクロドローン撮影の主な依頼先は、以下の2つが挙げられます。

  • 空撮カメラマン
  • 動画制作会社

ドローンを使った撮影には操縦スキルや編集スキルが求められます。目的や希望に合わせて依頼先を選ぶと、希望通りの映像を制作することにつながります。ここではそれぞれの依頼先の特徴について解説しますので、見ていきましょう。

1.空撮カメラマン

空撮カメラマンは、ドローンを用いた撮影を専門的に行っているフリーランスや個人です。空撮カメラマンは民間資格を取得している場合が多く、高いスキルを保有している人がたくさんいることがメリットだといえるでしょう。

また、少人数で撮影を行う場合が多く、コストを抑えながら制作したいときにも適した依頼先です。注意点としてはドローンパイロットと同じく、動画編集に対応できないおそれがあることが挙げられます。事前に対応の可否について問い合わせておきましょう。

2.動画制作会社

動画制作会社は、ドローンでの空撮から動画編集まですべての工程を請け負ってくれます。カメラマンや動画編集者など、各分野ごとにスキルが高い人をそろえている場合が多く、高品質な動画を納期通りに制作してもらえる可能性が高い依頼先です。

しかし、動画制作会社はビジネスや不動産など、なんらかのジャンルに特化していることが多いため、制作事例などを確認して「自社が希望する内容を制作してもらえるのか」について調べておきましょう。

マイクロドローンの撮影料金でよくある2つの質問

マイクロドローンの撮影料金でよくある質問には、以下の3つが挙げられます。それぞれに分けてよくある質問を解説しますので、詳しく見ていきましょう。

質問1.マイクロドローン撮影にかかる費用の内訳は?

マイクロドローン撮影にかかる費用の内訳は以下の通りです。

  • 基本料金
  • 機材費
  • フライト料金
  • キャンセル料金や再撮影費用

撮影準備、保険などが含まれる基本料金や、機材費、また、フライト料金などの人件費や撮影費が含まれており、フライト時間やカット数があらかじめ決められている場合もあります。その他にロケハンや打ち合わせの費用なども設定されている事業者もありますので、事前に確認が必要です。キャンセル料や再撮影費用は、制作会社ごとにルールが異なるため、必ず確認してから契約を結んでください。

質問2.マイクロドローンがおすすめの場面はありますか?

マイクロドローンをおすすめする場面には、以下のような状況が挙げられます。

  • 室内での撮影また、屋外から屋内への一連カットなど
  • 広範囲かつ高低差を生かしたい空間
  • 動きのあるアクロバティックな映像
  • ユニークでストーリー性を持たせたい映像表現

マイクロドローンは小型・軽量なため、室内や人物を撮影するのにピッタリです。もしもドローンが人や壁にぶつかっても大きな事故に発展しません。また、機動性が高く、アクロバティックな飛行をできることが特徴となっており、スピード感のある映像を撮影できます。

まとめ

マイクロドローンを使用した撮影費用に関することを解説しました。マイクロドローンは、インパクトがある映像を撮影するのに最適です。また、法令違反のリスクが低く、室内での撮影にも向いているなどの特徴もあります。

料金の相場やよくある質問に関しても解説しましたので、ポイントを理解したうえで制作会社へ相談してみてください。